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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

TOYOTAとMAZDA

  トヨタが海外でデミオベースのOEM車を売るらしい。アテンザとクラウンの対決が迫っていると思っていたが、別の部分では仲が良いみたいだ。中堅メーカーとの提携が相次ぎ、トヨタがもはや単にクルマを作る会社ではないことが鮮明になってきた。トヨタはこれから多くの中堅メーカーへ次々と仕事を外注する conducter へと進化するのか? 
  もともとトヨタはスポーツエンジンはヤマハに丸投げし、多くの代表的モデルにヤマハ製エンジンが搭載されてきた。セリカカローラランクスカローラフィールダーなどに搭載された2ZZ-GEは今のトヨタ車には見られないスポーツエンジン(1800cc/190馬力)があった。200万円程度でそのエンジンを搭載したモデルが買えた!
  OEMはメーカーの個性がなくなるから反対という意見を良く聞くが、トヨタの販売力で三菱やマツダのクルマを売ったら、とんでもない大ヒットするであろう車種がいくつもあるとか。トヨタが日本車の販売を一手に引き受け、三菱やマツダはそこで売るための全力で尖ったモデルを作るとしたら!とても夢のような話ですね。
  現実にはトヨタの役員が多くやって来て製品化への障壁となり・・・、トヨタがケツを持ってくれると勘違いした生産側が試行錯誤を怠るようになってしまうでしょう。だからトヨタマツダOEMのニュースは、マツダの経営危機にはいいニュースだが、今トヨタですら危機感もって行っている日本のクルマ作りという意味では、緊張感を失わせるよくないニュースかもしれない。